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2月の輸出額 3か月ぶりに減少 財務省貿易統計
先月・2月の日本の輸出額は、アメリカ向けの自動車が減少したことなどから前の年の同じ月を4.5%下回り、3か月ぶりの減少となりました。
財務省が今日発表した貿易統計によりますと、先月の日本の輸出額は、6兆380億円で、前の年の同じ月を4.5%下回り、3か月ぶりの減少となりました。
国や地域別にみますと、アメリカ向けの輸出は、自動車や航空機部品などが減ったため、前の年の同じ月を14%下回りました。
減少は4か月連続で、減少幅は1月の4.8%よりも拡大しました。
EU=ヨーロッパ連合向けも自動車や航空機用エンジンの部品などが落ち込み、3.3%の減少となったほか、アジア向けも0.8%の減少となりました。
一方、先月の日本の輸入額は、5兆8206億円と、前の年の同じ月を11.8%上回りました。
これは、携帯電話や衣類といった中国からの輸入額が2倍余りに増え、比較可能な1980年以降で最大の伸びとなったためです。
この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の貿易収支は、2174億円の黒字と、2か月ぶりの貿易黒字となりました。
次期主力のH3ロケット 全体の姿を初公開 種子島宇宙センター
新年度の打ち上げを目指して開発が進められている日本の新しい主力ロケット「H3」の、打ち上げまでの手順を確認するリハーサルが鹿児島県の種子島宇宙センターで行われ、ロケット全体の姿が初めて公開されました。
H3ロケットはH2Aの後継機としてJAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業が開発している日本の新しい主力ロケットで、全長およそ63メートル、直径5.2メートルほどと、これまでの日本のロケットでは最大です。
H3ロケットの開発は日本の大型ロケットとしてはおよそ30年ぶりとなる新規開発で、今後、本格化する国際的な月の探査計画に貢献するほか、ロケットの価格をこれまでの半分程度に抑えて、人工衛星の打ち上げビジネスでも顧客の獲得を目指すことになっています。
京都府警の警部補 殺人事件の遺体写真を知人の女性に送信
京都府警の男性警部補が、殺人事件の被害者の遺体の写真を知人の女性に送信していたことが分かりました。警察は警部補を地方公務員法違反の疑いで調べています。
外部に流出したのは、去年10月、京都市下京区の市営住宅で殺害された24歳の女性の遺体の写真です。
警察によりますと、殺人事件の捜査本部が置かれていた下京警察署の刑事課に所属する男性警部補が、知り合いの一般女性にスマートフォンで写真を送信したということです。
警部補と女性がトラブルになり、警察に相談する中で流出が発覚したということで、これまでのところ、女性以外への写真の流出やほかの捜査資料の漏えいは確認されていないということです。
男性警部補は事件の捜査には直接関わっておらず、調べに対し送信を認めたうえで「別の捜査員からもらった」と話しているということです。
警察は遺族に経緯を報告するとともに、男性警部補を地方公務員法違反の疑いで調べています。
京都府警察本部の姫野敦秀首席監察官は「捜査結果を待って、厳正に対処します」とコメントしています。